カギを返却してもらった後、弁護士の先生が用意した部屋の明け渡しに関する書類のやり取りを終えた。そして、最後に今までの家賃滞納金の清算について話をすると、家賃滞納の女社長は「申し訳ないですが、月末まで待っていただけないでしょうか」と言ってきた。
まさか、この場に及んで、返済延長を依頼してくるとは思ってもいなかった。先生は、少し考え、「約束が違うので、月末までに全額返済できない場合は、今よりも法的に強い措置をとりますよ」と言うと、女社長は「わかりました。必ず、月末に返済します」と返事をした。
そして、女社長は部屋を出ていき、残った先生と私は、返済延長は想定外だったが、部屋を明け渡してもらったことと、綺麗な状態でメンテ費用が掛からないことを喜んだ。先生は、返済については、引き続き、最後まで対応するので、心配しないでよいと言ってくれた。
あと、もう少しの辛抱だ。
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