Monthly Archiv: 10月, 2015
杜撰な管理会社との関係が終了し、あとは、家賃滞納者の退去を待つばかりとなった。
そして、ようやく、その退去日となり、弁護士の先生とマンションのロビーで待ち合わせをした。先生到着後、直ぐに、マンションのチャイムを鳴らすと、家賃滞納者が現れた。何と家賃滞納者は綺麗な感じの女性だった。法人契約をしていたので、実は、性別も年齢もわからなかった。
家賃滞納者は名刺を私に差し出し、「いろいろ、ご迷惑をおかけしました。」と軽い謝罪をした。名刺を見ると社長になっている。しかし、それは形だけの役職で実質経営者の妻を社長にしたという感じだった。
部屋を全体を確認すると、以外にも、綺麗になっていたので、その点は凄く助かった。弁護士の先生からは、事前情報として、家賃滞納のケースで明け渡しをするときは、部屋が荒れていることが多いと脅かされていたからだ。そして、部屋のチャックも終わり、カギを受け取り、書面のやり取りを終了した。
そして、最後に、これまでの家賃滞納費用について話をすると・・・
家賃滞納者は、退去時に、これまでの滞納分と1ヶ月の延長分を合わせて清算するということを弁護士通じて返答してきた。また、退去時にはクリーニングを実施し、すべてのカギを返却するとの合意も取れた。その後、弁護士に正確な退去日時を決めてもらい、退去日には弁護士に立ち会ってもらい明け渡しをしてもらう段取りとした。
一方、杜撰な管理会社に対しては、1ヶ月の管理費が発生するというので、直ぐに銀行振り込みした。すると、待ちに待った賃貸管理委託契約の解約合意書が郵送されてきた。こちらも直ぐに必要事項を記入、捺印して返送した。これにて、ようやく杜撰な管理会社との関係は断つことができた。
あとは、退去してもらうだけた。
家賃滞納者の要望に応え、1ヶ月間の明け渡し猶予を認めた。ただし、当然のことながら、その期間の家賃も発生するので、これまでの滞納分と合わせて退去時に清算するとの約束を弁護士通じて確認してもっらった。
一方、杜撰な管理会社に対して、退去が1カ月先になった際にも管理費用が発生するのか弁護士に確認してもらったところ、当然、1カ月の管理費用が発生するという回答だった。
そもそも前入居者からの家賃を数カ月間プールした上、現在の家賃滞納者とグルになって何の管理をしない管理会社が何を理由に費用が発生するのというのか理解できなかった。弁護士は、これまでの管理会社の行為について、訴訟することもできるとのことだったがが、時間も費用もかかるので1カ月の管理費用については大人の対応をすることにした。
司法書士のときは何の連絡もしてこなかったくせに、弁護士になった途端に返事をしてきた入居者は、退去まで1カ月間の猶予期間が欲しいと要求してきた。滞納している上に、よくも抜け抜けと言えたもんだと思ったが、弁護士と相談して承諾することにした。
一方、杜撰な管理会社の方も司法書士の時には連絡をして来なかったのに、弁護士になった途端に、管理委託契約の解約届を自宅に送ってきた。念のため、入居者が1カ月先の退去を予定しているので、その1ヶ月分の管理費用が発生するのか弁護士を通じて確認してもらった。
まさか、前入居者の家賃をプールして、さらに、現在の入居者の管理は何もしない管理会社なのだから、管理費用が発生するとは言わないだろう。
弁護士は、賃借人(入居者)に対して司法書士から弁護士が代理人になったこと、そして、賃貸借契約合意解除について書面を送ると、直ぐに賃借人から弁護士に連絡が来たそうだ。
その内容は、明け渡しまでの猶予期間が欲しいというものだった。
司法書士のときは何の連絡もしてこなかったくせに、弁護士の時には違う対応を取ってきた。
一方、管理会社の対応も早く、業務委託契約(賃貸管理業務)の解約についても連絡が来たとのことだった。
こちらも、司法書士の時には連絡をして来なかったのに、弁護士になったら動きが早い。
ちなみにこの管理会社は不動産投資で有名な楽待ちサイトに登録している会社なので、楽待ちに登録されているからと言って安心せず気を付けたい。