Monthly Archiv: 11月, 2016
区分マンションの売却益100万円を他の残債に充てることを銀行と約束し、売却の了承が得られたが、いろいろ計算すると、あと50万円くらい高く売りたいという欲が出た。
そこで、仲介業者にその事情を伝え、1,200万円ではなく、1,250万円で売りたいと、わがままなお願いをした。
仲介業者の営業マンは、それはさすがに・・・という雰囲気を出していたが、私も焦って売る必要がないので、1,250万円でごり押しした。
購入希望者が見付からないなら、それはそれでよいと思い、営業マンから連絡を待つことにした。
ようやく、銀行の担当者から支店長と相談した連絡があった。
その内容は、区分マンションの売却益で今年購入した工場兼アパートの残債分を減らしてほしいというものだった。具体的には区分マンションの売却益がざっくり300万円あるので、そこから最低100万円を工場兼アパートの残債に充当してほしいという提案だった。
今年購入した工場兼アパートはフルローンで購入したので、確かに銀行としては直ぐにでも残債を減らしてほしいのだろう。
私は、100万円なら問題ありませんと答え、次の手続きに移ることになった。
ダブル担保がついている品川区分の物件を売却してもよいか、銀行に相談した。
すると、銀行としては、ダブル担保の一つである工場兼アパートの物件は担保を付けたばかりなので、それを外すというのは、それなりの理由が必要だという。
支店としては協力したいが、本部としては、最初っから、品川区分を売却する計画がある中で、工場兼アパートを購入して、一時的な担保を付けたのではないかと、考えられても仕方がない、とのことだった。
とりあえず、支店長と相談して案を考えてくれることになった。
品川区分の売却を担当している営業マンから、再び、連絡があった。
「チドリンさん。ようやく1,200万円を超える購入希望者が見付かりました。今が、売却のチャンスです。話を進めてもよいですか?」
私は、1,200万円超えの購入者が現れたので、少し安心した。しかし、担当者には、2~3日、考えさせてくださいと返事をした。
なぜなら、品川区分にはローンで5年前に購入したときの銀行担保がついている他に、今年購入した工場兼アパートの担保も後から付いたというダブル担保になっているので、銀行の了承が必要だからだ。
品川区分の売却をお願いした担当営業から中間報告があった。
「購入意欲の高い人に話を進めているが、現状の利回りでは1,200万円を割ってしまうので、どうするか」という話だった。
そもそも、私は、早く売却しなければならない理由もなく、担当営業マンが売らせてくれと言うので承知したので、「せめて、1,200万円を超えるくらいまでは、がんばってください。」と少々冷たい応対をした。