Daily Archiv: 月曜日 - 05 3月 2012

融資審査結果について、社長より衝撃の事実を伝えられる

 

 今夜もウイング社主催のパーティに友人NSと出席した。

 

 パーティの途中で、S銀行への預金手続き、融資審査の今後の見通しについて、吉良さんと相談することになっていた。私は、友人NSと、テーブルを囲って、ほろ酔い気分で飲んでいた。そのテーブルに、社長が真面目な顔をして来て、話があると切り出した。

 

 嫌な感じ・・・
 融資の結果がNGなのかと思った。

 

 しかし、そうではなく、融資OKだが、条件面が非常に厳しくなったことを告げられた。申込していた融資期間は27年だったが、20年に短縮することでOKであれば、明日、融資申請手続きをS銀行で行うという、考える時間も全くない厳しい話だった。この時点でS銀行への預金計画は自然消滅となった。私は、友人NSに、緊急事態が発生したと言って、先に帰ってもらい、木田社長からもう少し話を聞くことにした。

 

 27年返済の場合、月額家賃収入(満室時)397,000円 - 毎月返済額285,540円 = 111,460円の表面キャッシュフローが出る想定だったが、20年になると、
月額家賃収入(満室時)397,000円 - 毎月返済額338,467円 = 58,533円のキャッシュフローになってしまう。これだと、一部屋が空室になったら、自己資金の持ち出しが確実になってしまう。仮に満室だったとしても、固定資産税(12,500円/月)や光熱費、CATV、消耗品等で約14,000円/月のコストがかかるので、これらを差し引くと、実質、58,533-12,500-14,000=32,033円になってしまい、何かあったら、即持ち出しになってしまう心配があった。

 

 そこで、木田社長は、私に、月額家賃32,000円(管理費、修繕積立を差し引いた手取り家賃:24,250円)の福岡博多のマンションを大幅ディスカウントして、100万で販売するので、これで、アパートのキャッシュフローが少なくなった分をカバーするというのはどうか?と提案してくれた。

 

 融資条件が厳しくなった上に、福岡市マンションを購入する状況となったダブルパンチのような話に、私の思考能力はついていけず、自宅に戻って再検討することを告げパーティを引き上げた。

 

 自宅に戻り、いろいろ、シュミレーションをしたいところだが、明日が融資申請日なので、検討している時間は、ごく僅かだ。その僅かな時間で判断するのは、融資期間20年を前提として、以下のどれかを選択することだ。
①福岡市マンションを購入せず、アパート収入の表面CF58,533円/月で融資を申し込む。
②福岡市マンションも購入し、アパート収入と合わせた表面CF82,783円/月で融資を申し込む。
③提案内容、融資条件等が一変したので融資をキャンセルする。

 

 いろいろ考えた結果、やはり、①の月額CF58,583円は、実質CFで32,033円となり、不測の事態に耐えられないと判断し、②の 福岡市マンションも同時購入して、月額CFを増やすという、全く想像していなかった選択をせざるを得なくなった。

 

 もしかすると、私は、最初から嵌められているのかもしれない・・・そんな不安で頭の中が一杯になった。