そろそろ、上期が終了する。
本業が営業マネージャの私は、上期予算と上期実績との差異分析をまとめ、 役員に説明しなければならない。予算に対してプラスか同程度であれば、何の問題も無いのだが、過去3年間は、予算達成70%程度で、この上期も70%程度となってしまった。何とかしなければとの思いは強く、深夜まで仕事をこなしているが、残念な結果となってしまった。
ここ数日間、予算未達成の原因と対策について資料をまとめている。ただ、正直なところ、この状況を改善する特効薬は見付からない。そのため、役員への説明には本当に苦労する。役員からすれば、「数字が達成できないのは、お前の管理能力の問題だ。」という先入観を持っているので、いくら、私が説明をしても、「あれはどうなっているか? これはどうなっているのか? 何故そういう進め方をするんだ!」等 の質問攻め、上げ足をとる。本当に嫌で嫌で仕方がない。
赤字になるほどの落ち込みではないが、予算達成していないため、役員の本心としては、私に代わる人物を探して交代させたいと考えているに違いない。しかし、私の部署は特殊で難しい営業スタイルを求められるので、他の部署からの要員コンバートは簡単ではない。もし、安易にそれを実行したら、それこそ、赤字に転落するだろう。
なので、 不動産収入が現在のサラリーマン収入と同程度の基盤となれば・・・
役員との会議で、どうしても我慢できない時は、覚悟(できるものなら、やってみろ)している。「申し訳ありませんが、管理能力については、これが私の能力の限界です。 出来ると思う人に交代してください」
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