墨田区APのリフォーム⑧

 

今度は、管理会社から連絡があり、クレームが、かなりエスカレートしているとの報告があった。そこで、私自身が隣の住人に謝罪に行くことにした。

 

そして、隣の住人に手土産を持って玄関チャイムを鳴らし、「大家のチドリンです、この度は・・・」と挨拶も束の間、「あんたが、大家か! どういうつもりなんだ! 毎日毎日、工事の音でうるさくて・・・」と、いきなり、怒鳴りつけられた。その怒鳴り方は、普通ではなかった。

 

ただ、いろいろ話を聞いていると、確かに、住人の言い分もわかるので、丁寧に、一つ一つ指摘事項に対して、配慮が至らなかった点を謝罪した。納得はしてもらえなかったが、大家の立場として理解をもとめた。

 

謝罪が終わり、リフォーム状況を確認するため隣の部屋を覗くと、何と、大工は音が漏れないよう窓を閉め切って、埃だらけの中で汗だくで作業していた。こんな状況で作業してもらって非常に申し訳なく、大工にも謝罪し、急遽、差し入れをした。

 

久しぶりに大家業の辛さを感じた。リフォームは、この先、数週間続くので心配だ。

 

 

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