再び、今日も都税事務所に来た。
納税証明書を受領すると、昨日と異なり、ちゃんと、納税されていた。これで、明日の融資決済に必要な書類が全て揃った。
再び、今日も都税事務所に来た。
納税証明書を受領すると、昨日と異なり、ちゃんと、納税されていた。これで、明日の融資決済に必要な書類が全て揃った。
3/9金の融資決済に必要な書類を揃える為、会社に行く前に、区役所に立ち寄った。
・住民票(本籍を記載しない、家族を記載したもの)を1通
・所得納税証明書 22年、23年度分を各1通
・固定資産税納税証明書 22年、23年度分を各1通
昨日、S銀行融資申込みの際の話では、区役所で納税証明も取れるとのことだったが、やはり、区役所ではもらえず、都税事務所にとりに行くことになった。
都税事務所に到着し、納税証明書を受領したところ、たまたま、明日が税金の口座引落日だったので、今日の時点では、税金未納と印字されてしまっていた。S銀行に事情を説明すれば理解してもらえるだろうが、印象が悪いので、再び、明日、取りに来ることにした。
悩んだ末、朝一で、福岡市マンションを購入して、CFを改善させることにし、アパートローンを申し込むことを吉良さんに連絡した。吉良さんもホットした様で、夕方、S銀行で待ち合わせることにした。
昨日の話があまりにも突然だったので、ウイング社に不審を抱いた私は、約束の時間に現れた遠藤部長、吉良さんに、すぐに、真実を知るため質問を繰り返した。しかし、二人の返事とその表情からは、今回の件については、ウイング社の落ち度や、嵌める計画があったとは思えず、あくまでも想定外なことだったと感じとることができ、少し安心した。
ウイング社との会話を終え、S銀行内に入った。S銀行のF氏より、融資申請書類について、一通り、説明を受けた後、F氏からは、銀行としては、融資をする上で、不動産物件の評価も大切だが、チドリンさん自身に融資しているのです、と逃げ道のない話をされてしまった。そして、いざ、5,350万円の融資申込書に、記名、実印を押すことになったが、自分の判断は、本当に大丈夫なのか不安がよぎった。しかし、後には引けず、融資申請手続きは着々と進み、約1時間30分位かかって無事終了した。
そのあと、すぐ、司法書士が来て、登記関係の見積書を提示された。その見積書は、吉良さんからもらっていた想定の司法書士費用を20万円も上回っていたが、S銀行のF氏が居る前で、値引き交渉するのは気が引けたので、高過ぎると感じつつも、その金額でお願いすることにした。これで、今日の手続きは全て終了し、あとは、3/9金の融資決済を行うだけとなった。
S銀行を出た時は、もう20時を過ぎていた。昨日の出来事でゴタゴタしたが、今日の手続きが無事完了したので一杯行きましょうか?ということになり、餃子居酒屋に行った。ビールで乾杯すると、吉良さんは、今回のアパートを私に第一優先で紹介した苦労話をし始めた。この物件は、不動産業者が団子状態になっていたので、仕入れでは遠藤部長が苦労したが、社内では優良物件なので、営業マン同士で取り合いになっていたとのことだった。
さらに、仕入れ担当の遠藤部長までもが、自身のお得意さんに紹介したいなどと独り言をつぶやいていた中で、何とか、社長に協力してもらって、ここまで来れたことを話してくれた。私は、吉良さんの苦労話を聞き、不動産投資をするには、物件も大切だが、担当営業マンの大切さを本当に感じた。
何はともあれ、昨日からの出来事を乗り越え、今日に至るまでは大変だった。
今夜もウイング社主催のパーティに友人NSと出席した。
パーティの途中で、S銀行への預金手続き、融資審査の今後の見通しについて、吉良さんと相談することになっていた。私は、友人NSと、テーブルを囲って、ほろ酔い気分で飲んでいた。そのテーブルに、社長が真面目な顔をして来て、話があると切り出した。
嫌な感じ・・・
融資の結果がNGなのかと思った。
しかし、そうではなく、融資OKだが、条件面が非常に厳しくなったことを告げられた。申込していた融資期間は27年だったが、20年に短縮することでOKであれば、明日、融資申請手続きをS銀行で行うという、考える時間も全くない厳しい話だった。この時点でS銀行への預金計画は自然消滅となった。私は、友人NSに、緊急事態が発生したと言って、先に帰ってもらい、木田社長からもう少し話を聞くことにした。
27年返済の場合、月額家賃収入(満室時)397,000円 - 毎月返済額285,540円 = 111,460円の表面キャッシュフローが出る想定だったが、20年になると、
月額家賃収入(満室時)397,000円 - 毎月返済額338,467円 = 58,533円のキャッシュフローになってしまう。これだと、一部屋が空室になったら、自己資金の持ち出しが確実になってしまう。仮に満室だったとしても、固定資産税(12,500円/月)や光熱費、CATV、消耗品等で約14,000円/月のコストがかかるので、これらを差し引くと、実質、58,533-12,500-14,000=32,033円になってしまい、何かあったら、即持ち出しになってしまう心配があった。
そこで、木田社長は、私に、月額家賃32,000円(管理費、修繕積立を差し引いた手取り家賃:24,250円)の福岡博多のマンションを大幅ディスカウントして、100万で販売するので、これで、アパートのキャッシュフローが少なくなった分をカバーするというのはどうか?と提案してくれた。
融資条件が厳しくなった上に、福岡市マンションを購入する状況となったダブルパンチのような話に、私の思考能力はついていけず、自宅に戻って再検討することを告げパーティを引き上げた。
自宅に戻り、いろいろ、シュミレーションをしたいところだが、明日が融資申請日なので、検討している時間は、ごく僅かだ。その僅かな時間で判断するのは、融資期間20年を前提として、以下のどれかを選択することだ。
①福岡市マンションを購入せず、アパート収入の表面CF58,533円/月で融資を申し込む。
②福岡市マンションも購入し、アパート収入と合わせた表面CF82,783円/月で融資を申し込む。
③提案内容、融資条件等が一変したので融資をキャンセルする。
いろいろ考えた結果、やはり、①の月額CF58,583円は、実質CFで32,033円となり、不測の事態に耐えられないと判断し、②の 福岡市マンションも同時購入して、月額CFを増やすという、全く想像していなかった選択をせざるを得なくなった。
もしかすると、私は、最初から嵌められているのかもしれない・・・そんな不安で頭の中が一杯になった。
吉良さんから打診があったS銀行への預金については、何とか100万円を工面して預金することを伝えた。
吉良さんは、それを聞き、取引について強力アピールできるので、必ず、融資を引き出すと言葉に力があった。しかし、吉良さんが頑張ってくれるのは有難いが、私の気持ちとしては、ここまでする必要があるのかという心境になり、徐々に冷め始めていた。