今日から、新規カテゴリ「サラリーマン業」を追加した。そこで今日は、勤務先の給与体系が変わったことについて書こうと思う。
勤務先は上場企業なので、比較的新しいことを取り入れる傾向にあるが、なぜか、給与体系は年功序列型をベースに扶養などの属人的な手当てを上乗せする給与であった。そのため、仕事の成果を出せても若いために給与が安い人、仕事の成果が出せなくても年がいってるため給与が高い人、同年齢で同じ仕事していても扶養家族のいる人と扶養家族がいない人では給与が異なるという状態を生みだしてしまっていた。このように、給与体系が原因で仕事に対する社員のモチベーション低下を引き起こしていた。
これを是正するため、能力主義の給与体系に移行することになり、先日、旧給与額と新給与額が会社から提示された。私の場合、扶養家族の手当分が新給与で少なくなった。他の人の状況を聞くと、私と同じようにマイナス影響を受けたという声が多く、かなり、不満の声が高かった。しかし、その不満は、会社に対して言うことは出来ず我慢するしかない。つまり、給与体系の見直しとは、公平な観点で是正するという大義名分のもと、人件費カットの実施ということなのだ。
サラリーマンの給与は、いくら仕事で成果を出しても、なかなか給与には反映されない。一方、会社の業績が低下すると、あっという間に、給与の見直しが実施される。そして、サラリーマンは、たとえ給与が安くなっても、自分自身の存在価値を会社にアピールし、会社にしがみついて生き残っていかなければならない大変な職業になってきている。
ちなみに、私の場合、扶養家族手当分が少なくなったが、それ以上のお金を「大家業」で賄っているので、給与体系の影響はない。「サラリーマン大家」をしていて本当に良かった。