建物価額の算出方法について④

 

目黒区アパートの物件は、建物と土地の値段が其々設定されておらず、合計金額が契約書に記載されている。

建物金額の算出方法は、4パターンがある。

1.消費税から算出する方法

2.建物残余法 (土地価額を算出し、残余部分を建物価額とする方法)

3.土地残余法 (建物価額を算出し、残余部分を土地価額とする方法)

4.評価額按分法

 

今日は、3の土地残余法で算出する方法について記載。

ポイントは、建設当時の建物の再調達価額を「建築統計年報(国土交通省」より求め、そこから、現在までの減価償却を控除し、残余を土地価額とすること。(目黒区アパートは、この方法を採用した)

 

具体例

・一括総支払金額が7,000万円

・平成5年に木造建築

・建築当時の㎡あたりの建築単価 15万円/㎡

・建物200㎡のケース

 

建物価額

 15万円 × 200 = 3,000万円(建築当時の建物価額)

 3,000万円×0.9(定数)×0.03(木造償却率)×21(経過年数)

  ≒ 1,700万円 (減価償却相当額)

 3,000万円 - 1,700万円 = 1,300万円

土地価額

 7,000万円 - 1,300万円 = 5,700万円

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>