決済日の当日、本業であるサラリーマンの仕事がトラブってしまい、20分ほど遅れてしまった。
しかし、仲介業者の営業マンの段取りが良く、司法書士も、銀行も素早い対応だったので、30分程度で終わった。不慣れな仲介業者や銀行の手続きが遅いと、決済に1時間半くらいかかると聞いていたが、あっという間だった。
決済後、購入者である法人企業の担当者に話しかけた。
「御社はリノベーションを得意としている会社ですよね? 実は、私が不動産投資を始めようと思い、最初に聞いたセミナーが御社のセミナーでした。今日は、御社から物件を買うのではなく、御社に物件を売る立場ですが、面白い縁ですね。」
「へえ、、、それは偶然ですね」(笑)
決済が終わったが、税金の計算をどうすればよいのか、不安だ。
銀行側も、通常2週間くらいかかる担保を外す手続きを今回は素早く対応してくれることになり、いよいよ、売却日時と場所がが決まった。
時間は平日の時間帯を指定されたので、お昼休み中に済ませるよう調整してもっらった。
決済に参加する人は、購入者である法人の担当者、司法書士、仲介業者、私のメインバンク担当者、sそして私の計5人ということだった。
年内決済ということで、早速、手続きを開始した。まずは、仲介業者から依頼された登記関係書類、賃貸管理契約書類、印鑑証明書、その他いろいろ。。。
そして、銀行からも融資変更書類、個人情報等、いろいろ。。。
書類が整いそうだと伝えると、正式に売買決済の日時、場所について仲介業者から連絡があった。
当日、同席するか否か質問されたが、当然、始めてのことなので、同席しますと答えた。
仲介業者の営業マンから電話があった。
「チドリンさん。1,250万円で購入いただけるお客様を見つけました。そのお客様は法人で、バルクでの購入を希望されているので、その一つとしてチドリンさんのマンションを提案したところ、了承いただけました。正直、チドリンさんのマンション単体で1,250万円は無理だったのですが、運よくバルク買いで、他の物件で利回りが良いものがあったので、上手く盛り込めたという感じです。」
その後、いろいろ、詳しい話を聞き、感謝の言葉を伝えた。そして、年内決済なので、直ぐに手続きに入りましょうとなった。
区分マンションの売却益100万円を他の残債に充てることを銀行と約束し、売却の了承が得られたが、いろいろ計算すると、あと50万円くらい高く売りたいという欲が出た。
そこで、仲介業者にその事情を伝え、1,200万円ではなく、1,250万円で売りたいと、わがままなお願いをした。
仲介業者の営業マンは、それはさすがに・・・という雰囲気を出していたが、私も焦って売る必要がないので、1,250万円でごり押しした。
購入希望者が見付からないなら、それはそれでよいと思い、営業マンから連絡を待つことにした。